循環器疾患は世界の疾患の第1位を占め、日本でもがんに次いで2番目となっています。特に高齢化社会を迎える日本では、その病態の解明と対策は喫緊の課題となっています。近年、デバイスや薬剤の進歩により、私たちは循環器疾患に対して様々な対抗手段を手にしてきましたが、一部の家族性発症の疾患を除いて、その基盤に存在する遺伝的要因を疾患発症予測や予防、治療に有効活用できていません。私たちは、循環器疾患の発症や治療効果、予後など、臨床的に重要な指標に関連する遺伝情報を解析し、得られた成果を臨床にフィードバックすることを目標に研究を行なっています。ヒトゲノムデータを起点とする研究室ではありますが、その他のオミックス情報や画像、電子カルテデータなどの種類にとらわれずに医療ビッグデータに取り組んでいきます。


Atherosclerosis
動脈硬化の研究

Arrhythmia
心房細動の研究

Medicine and AI
医学とAIの研究